国会(参議院・環境委員会)で質問に立ちました。

2017年4月4日

 本日、参議院・環境委員会において原子炉等規制法の改正案について審議が行われ、私も冒頭の60分間質問に立ちました。
 まずは、バックフィットルールについて取り上げました。現行法においては、規制基準に対する適合を遡及的に求めるバックフィットが規定されています。しかしながら、新知見が得られた際にどういった考えに基づき遡及適用を求めて行くのか、具体的には、安全性への影響や、対応に要するコスト、設けるべき猶予期間などを踏まえて判断する基準やプロセスが明確化されていません。今回の法改正の趣旨を踏まえると、バックフィットルールを明確化することが必要不可欠である旨主張しましたが、規制庁からは「新知見が得られた際には、個別内容に応じリスク等を勘案し判断していくため、一般的な考え方や枠組みを明確に示すことは困難である」との考えが示されました。事業の予見可能性を確保し、事業者の自主的な安全性向上を促すためにも、バックフィットルールを明確化することは有益であり、引き続き機会があれば取り上げていきたいと考えます。
 次に、今回のメインである原子力施設の検査制度の見直しについて取り上げました。今回の見直しは、これまで規制者と事業者で重複していた検査について事業者責任を明確化し規制者はより重要な点に集中すること、実質的な安全性に着目しメリハリのある検査を実施することで、安全性を高めるというものです。質疑を通じて「事業者の意見を踏まえながらガイドラインの整備を図っていくこと」、「検査官による恣意的な運用がなされないようマニュアルを整備し、研修や教育を充実させていくこと」、「現場において混乱が生じないよう、試運用を行いその結果を踏まえて円滑な導入に努めること」等の答弁がありました。今回の法改正により、原子力施設に係る検査制度は大幅に変更され、新制度は3年以内に施行されることになります。それまでの間、現場に過度な負担が生じないよう入念な準備が必要であり、引き続き動向を注視してまいります。


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